' ?> H18入賞『Future Network Communicator』 | U-20プログラミング・コンテスト応募サイト

入選作品紹介

個人部門 入選作品
最優秀賞『プログラミング言語「Spinel」』
優秀賞『Atomoo』(えいとむー)
入賞『Future Network Communicator』
入賞『block!block!』
入賞『Cube3(Cube neo)』

入賞『Future Network Communicator』

作品紹介
表彰理由 複数のユーザ同士で文字によるチャット、お絵かきチャット、対戦ゲームなどを行うプログラム。プラグイン方式をとっており、新たな機能を追加できるという拡張性を備えている。ネットワークを使ったコミュニケーションプログラムとしての機能は一通り備えている上にプラグイン方式の実装も行うなど、技術力を高く評価できる。
作品名 Future Network Communicator
制作者 東海高等学校 2年
伊藤 康人
作品ジャンル ネットワークコミュニケーションソフト
作品概要 機能追加型ネットワークコミュニケーションシステム。 サーバー・クライアントの2つのソフトからなり、サーバーに同時にログインしている他のメンバーとアプリを実行してさまざまな操作ができる。 クライアントソフト本体はログイン中のメンバー一覧の管理などの基本的な部分しか行わず、実際の他のメンバーとのコミュニケーションはアプリに委譲している。 アプリは2人専用のものから多人数参加可能なパーティゲームのようなものまで、さまざまな種類が存在する。
アプリの例として、チャット、お絵かきチャット、ファイルの送受信、○×ゲーム、マインスイーパ、ダウトが標準アプリとして搭載されている。
アプリは第三者が自由に開発・公開でき、ユーザーは好きなアプリをインストール・アンインストールできる。 有志の手によってより優れたアプリが開発され、より高性能になっている「未来」の姿に向けて作られたシステムであり、名前の由来である。
開発言語、ツール 開発言語: Java(J2SE 5.0)
ツール:Eclipse(当時は3.0くらい)・Ant(Eclipse内蔵のもの)
プログラムソースの規模 Javaソースファイル:個数: 55:行数: 7308:サイズ: 180.56MB:
ソースフォルダ内のファイル総数(Javaソース、それから生成されたクラスファイル、及び若干のリソース等の合計): 208
構想から
完成までの期間
2006/04/03開始(最初のソースファイル作成)という記録が残っています。
春休みの頃からネットワーク通信の簡単なテストプログラムを書いていました。
夏休みの終わりの提出期限近くまで作っていました。
制作者からのコメント
こだわりポイント
・独自のアイデア
アプリはそれぞれ独立して脱着可能であるので(プラグインシステム)、新たなアプリをインストールすることでパワーアップすることが可能で、またアプリのバージョンアップ時にもそのアプリの古いバージョンをアンインストールして新しいバージョンをインストールするだけで、FNC本体のバージョンアップが不要である。
Java言語で開発されているので、同一のリリースでWindowsやLinuxなどのさまざまなプラットフォームに対応する。またこれによって、アプリの開発もJava言語で行われるのでプラットフォームごとにプログラムを用意する必要が無く、Java言語で一回書くだけで全てのプラットフォームに対応できる。その上、アプリの開発者はネットワーク通信の部分はFNCクライアント本体に任せることができるので、煩雑なネットワーク通信の部分をプログラムする必要がない。
また、このようなネットワークソフトは不安定なものが多いがその点でこのソフトはしっかりしている、との評価もいただいた。
応募したきっかけ これの1回前の募集が学校の部活に来ていたので、次回応募しようと決めていました。
プログラム開発歴 3年くらい
指導者の有無 指導者は特にいません。
どうやって
勉強したか
●初期:Java はじめの一歩(カットシステム)・初心者向けの文法解説書・図書館で借りた初心者向けの文法解説書
●中期:Java ネットワーク&ストリーム 完全制覇(技術評論社)・超図解 Java入門 GUI編(エクスメディア)
●特に今回の開発において・Javaの使えるTips集Swingの巻(毎日コミュニケーションズ)・進化するJava J2SE5.0(Javaプログラミング同好会)
※必ずしもここに書いた本をおすすめする訳ではありません。あくまでも私が「どうやって勉強したか」です。すべて自分で勝手に勉強していたことなので、特に入門書は適当です。 ただ、中期以降はよい本を選べるようになってきているとは思います。
●常に:インターネットのサイト
※本はあまり読まない方だと思います。ほとんどの場合、インターネットで調べて勉強しています。・画面上で調べるのと実際に試してみるのが同じパソコンの画面上でできるから。・お金がかからないから・本屋や図書館に行かなくてもいいからあたりが主な理由だと思います。
受賞の感想 今までいろいろなソフトウェアを作ってフリーソフトとして公開してきましたが、このようなコンテストに出場したのは初めてでした。今まで作ったソフトウェアの中ではかなりの大きさになりましたが、がんばったかいがあったと思います。
最後に 受賞後の変化…以前とほとんど変わっていません。
家の方では当時はまあまあ騒ぎましたが、学校では友人に「入賞したよ」「表彰式が豪華だったよ」と話したくらいでした。
学校のヒーローになったという人の話を聞き、少々うらやましく思います。

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