' ?> H18優秀賞『NET. SimSim』 | U-20プログラミング・コンテスト応援サイト

入選作品紹介

個人部門 入選作品
最優秀賞『ぽたり de アート』
優秀賞『NET. SimSim』(ねっとしむしむ)
入賞『わーどでぃれいしょん』
入賞『KAITENBO~』(かいてんぼー)
入賞『ケータイ菜園』
入賞『AT HOME CHILD 目指せクッキングマスター~』

優秀賞『NET. SimSim』

作品紹介
表彰理由 コンピュータネットワーク構成をシミュレートし、ネットワーク通信のテストを行えるプログラム。実際にネットワークを組まなくても、机上でテストが行えるため、学習用ソフトとしても利用できる。実用性が高く、ネットワークの学習用にも十分利用できる。また、プログラミングの技術も高く評価できる。
作品名 NET. SimSim(ねっとしむしむ)
制作者 「Conv(こんぶ)」
学校法人静岡理工科大学 沼津情報専門学校
コンピュータ科 2年
平川 裕多/古井 沙季
作品ジャンル ネットワークシミュレータ
作品概要 "NET.SimSim"はLAN環境を仮想的に構築し、ネットワークに関する知識を深めるために作られたアプリケーションです。
ネットワークに興味を持ってLAN環境を構築しようとすると機器や資金が必要になりますが、このアプリケーションがあれば画面上でLAN環境について学習できます。
アプリケーションを利用してもらいたい対象としては、ルータやハブの用途など、ネットワークを学習する上での基本的な知識を持っている人が上げられます。更に理解を深めることが出来る上、LAN環境構築に置けるトラブルシューティングとして役立ちます。
具体的な活用方法としては、学校の授業でネットワーク機器の接続に時間を取られたくない場合に利用する、情報処理技術者試験における通信ネットワークの分野の知識を深めるために画面上でシミュレーションする、など主に学習用として利用することでアプリケーション本来の機能を引き出すことが可能です。そのための機能として各種ネットワークコマンドをシミュレーション出来る機能などを実装しています。
開発言語、ツール 開発言語:JavaTM 2 SDK, Standard Edition, version 1.4.2
ツール:CPad for Java SDK Version 2.31 他
プログラムソースの規模 約2700ステップ
構想から
完成までの期間
2006年6月~2006年7月末(2カ月程度)
制作者からのコメント
こだわりポイント
・独自のアイデア
このアプリケーションには学習用に利用するアプリケーションを作成する、といったコンセプトが主軸にありますので、アプリケーションの特長もそれに沿ったものが実装されています。
一つ目は各種ネットワークコマンドを実装した点が上げられます。ネットワークについて学習する際によく使われるipconfigコマンド、arpコマンド、pingコマンドを仮想的に実現することにより、ネットワークに関する実践的な理解を深めることを可能としました。
更に二点目として、先に上げたpingコマンドの機能強化があります。ネットワークに存在する擬似的なパソコンを表すターミナルや、ルータ、ハブを繋げたケーブルを二本で一組の黒い線として表し、pingを送信した際に通ったケーブルを赤、pingが返信された際に通るケーブルを青に変化させることで、視覚的にpingコマンドの軌跡が確認出来るようになっています。この機能により、画面上で構築したLAN環境のどこに問題があるかを即時に判断し、対策を練ることが出来ます。
応募したきっかけ プログラミング部での活動中に顧問の先生に誘われたため
プログラム開発歴 2年弱(本専門学校入学当初より)
指導者の有無 鈴木勝行先生 萩原達也先生(部活の顧問として)
プログラミング部創立時は、学習したいプログラム言語での課題提示、解説などをしていただきました。プログラミングに関する深い知識が根底にあるおかげか非常に分かりやすく、プログラミングに対する理解が深まりました。
本アプリケーションを作成する際には、ネットワーク知識やプログラミングに関する知識、勉強するために有用な資料の提示などを主にしていただきました。
どうやって
勉強したか
・顧問の先生の助言
・部活で利用している各書籍を参考にした
・インターネット
受賞の感想 優秀賞に選んで頂き、ありがとうございます!
この規模のプログラムを作るのは今回が初めてで、最初から最後まで大変だったという印象が強かったです。
ただ、U-20プログラミング・コンテストを通して今まで知りもしなかったことをいろいろ体験させていただきました。この体験を生かして今後もがんばっていきたいと思います。
最後に 受賞後の変化:学校内の先生や友人など様々な方から賛辞をいただきました。更に、本アプリケーションに関する説明をプレゼンテーションとして何回か行いました。最初は急な環境の変化に戸惑いましたが、今では新しい学習の機会をいただいたと思い、本アプリケーションの理解や普及を進めています。

ページの先頭へ