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平成22年度入選作品紹介

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PICエミュレータ PiQ GeoJapanesis 擬似言語シミュレータ SARA

経済産業大臣賞 GeoJapanesis

河田 智明

河田 智明

名古屋市立向陽高等学校 普通科2年

GeoJapanesis
作品概要
Mac OS X向けの日本地図閲覧ソフトウェア。地図データをダウンロードしておけばインターネットに接続不可能な場所でも閲覧可能な点においてGoogle Mapsと異なる。地図データは基盤地図情報に基づいているため無料で配布可能である。
WindowsやMac OS Xの標準のテキストエディタがそうであるように、無駄な機能を排除することにより、シンプルで使いやすく軽量なプログラムとなるようにデザインされている。OS X Snow Leopardから対応したCore Locationにも対応している。
制作目的 / テーマ このソフトウェアは、iPod Touch向けのオフライン閲覧可能な地図閲覧ソフトウェアを作成しようという長期的目標の第一歩として製作されました。オフライン閲覧可能な地図ソフトを最初に製作したのは小6のころでしたが、当時はまだ実験的ソフトウェアとして制作していました。その後、基盤地図情報というより詳細なデータをインターネットで発見したことが、このような実用ソフトを制作するきっかけとなりました。
作品のアピールポイント 不必要な機能や装飾を可能な限り取り除くよう注意し、Mac OS Xに標準でバンドルされるようなソフトウェアをモチーフとしたユーザーインターフェイスを使用することにより、他のソフトウェアとの操作の一貫性を保つように注意しています。また、スクロールから地図データの読み込みが完了した直後に渡ってアニメーションを使用しつつも、行き過ぎた非合理的なアニメーションを使用しないよう注意しました。
プログラミング上で工夫した点 地図データのヘッダー情報やレコード情報を表す構造体を全て一つのヘッダー(.h)に記述し、地図データを変換するツール(GeJConv)と本体(GeoJapanesis)でこのヘッダーを共用するようにしました。また、Xcodeの"#pragma mark"機能を活用することにより、長大なソースコードの編集における作業効率を向上させました。
開発言語 / ツール 開発言語: C++, Objective C
コンパイラ: GCC(i686-apple-darwin10-gcc-4.2.1, i386-mingw32msvc-gcc(開発初期のみ))
開発環境: Xcode 3.2.3
デバッグツール: GDB, Apple Instruments, Apple OpenGL Driver Monitor
グラフィック: Adobe Illustrator/Photoshop, Apple Icon Composer
応募したきっかけ 学校でU-20を紹介するプリントを貰ったとき、GeoJapanesisがこれまで自分が作成してきたプログラムの中で最も合理的だったこと。
プログラミング歴 約9年
どうやって勉強したか GoogleやMSDN Library(Visual Studio .net付属)、Apple Mac OS X Reference Libraryなどで独学しました。
入賞した感想 大変嬉しく思っているのですが、特にパフォーマンスにおいて不満が無いわけでは有りません。プログラム全体のデザインを見直した後、iPod Touch版に取り掛かろうと考えております。
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